待ちに待ったメモリアル・ウィークエンド。不幸なことに土・日と雨が降り続いた。この日を境にして9月3日、第一月曜日のレイバー・デイまでアメリカの人々はヴァケーション気分に入るのである。われわれもと、いつものヴィレッジの釣り師、Yさん、学生さんのFさん、お友達のMさんにGさんと誘い合わせ、朝9時くらいにいつもの橋の傍で待ち合わせとなった。Gさんとしては意気込んで、朝早く出たため、9時ちょうど到着。9時半位までまてども、残り3名が現れない。手持ちぶたさで、時間つぶしに練習をかねて川に入るか、と思い立つ。Mr.Yが教えてくれたスポットに行って見る。先日彼が「ここは、ぽつっ、ぽつっ、とライズがあるんですよ。大きなのがいそうですよ。」と言っていたところだ。ちょっとなれてきたウェーダーの腿あたりまで水につかりながら、水音を立てないようにゆっくりと上って行く。フライを投げてしばらくすると、確かに「ぽつっ。」ではなく「バシャッ!」とすぐ横のほうでライズがあった。
しかし、何を捕食しているのか素人にはわからず、あたりも何もないうちに、上がってみようと思う。ひょっとしたら、彼らがもう来ているかもしれないからだ。やっぱり先達者と一緒にいたほうがいろいろ勉強になるかな。…で、所定の場所に着て見るがまだ3人は見当たらず。仕方なく、橋より下流の方に足を伸ばして見る。川に足を入れたのと同時に、「あっ、Gさん?」と土手の上から声がする。やぁ、3人がいる。それからすぐに例の「大物」がいるところに4人で上っていくことにする
やはりそこでは、ライズがはあるが1尾もつりあがらず、Gさんの提案でもっと上流に向かう。Mさんは初めてということで、上流ではニンフ専門でキャスティングを繰り返す。うまくキャスティングできずに苦労していたが、そのうちに「バシャッ」と音がしていいサイズのブラウンがひっかかった。カメラマンもちょっと慌てて(暗くなっていたせいもある)シャッターを切ったが、上のようなちょっと芸術的な証拠写真となってしまった。
Yさんは上流の橋の袂でかなり長い間大物を狙っていた。ところが一回フックしかかったがバレてすごく悔しい思いをした。、あきらめて、一息。かわりにFさんが交代で狙い始めた。しばらくキャスティングを繰り返していたら、「やった」というのと同時に、竿が弓なりに「ググッ」と曲がりラインがピーンと張っているではないか。さっきYさんが逃がした大物がかかったぞ。ゆっくり、ゆっくり。さすが、Fさん経験豊かなだけ落ち着いている。さあ、引き寄せようとしたとき、「ウムーッ」、急にラインに緊張感がなくなり大物は逃げてしまった。「うゎー、今夜は寝つきが悪そうだ。」
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